2020/03/28 22:42




『ふうらワンダーランド』を発行しました。

もう長く描いている〈ふうらかん〉の世界。
サイトでも「風羅天地」として文章と絵を発表していました。
その中から60点余を選んで、この一冊に編集しました。
ぼくにとっては、悲願の一書です。





芭蕉の風羅精神で旅をする〈ふうらかん〉。
ふと気づけば奥の細道の旅立ちが「弥生も末の七日」でした。
遅れに遅れた本の発行日を、せめてその日に合わせられたのが慰め以上の喜びとなりました。




ふうらかんは風の羅漢ですが、所謂ほとけではありません。
ぼくもまた宗教家ではありません。
ここには仏教用語は出てきません。
ずーっと詩を書いてきた一個人の言葉が綴ってあります。

郷里の北条石仏が謎であり、
ふうらかんもまた謎であるように、
この『ふうらワンダーランド』も一体どのような本なのか分かりません。

絵(水墨)を観てもらいたいわけでもなく、たぶん
ぼくが惹かれてきた〈ふうら〉に会って触れていただくのが一番の願い。

〈ふうら〉に共感するひとは、どなたも〈ふうら〉だと思うからです。




66ページ 8.9MB 500円

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