2022/01/30 23:17

草画帖 45号

草画帖 45号を発行しました。松の号です。大王松の松葉と松毬で描いています。松葉は珍しい三本葉で、25cm。若い木の葉は最大50cmもあるそうです。松毬はまだ青い時期に嵐で落ちたもの。筆の穂の形のまま茶色に変...

2021/12/28 19:41

草画帖 44号

草画帖 44号を発行しました。冬木号です。茶、侘助、柚子、黒鉄黐など冬の木々を筆にして描いたふうらたち。表紙は高野箒の細い枝で。鉢植の梧桐が大きな葉を着けたので、その黄葉にも描きました。花や実の印象的...

2021/11/29 00:57

草画帖 43号

草画帖 43号を発行しました。柿の号です。 里古りて柿の木持たぬ家もなし 芭蕉さすがに今はどの家にも柿の木という風景は消えましたが、それでも町中のあちこち、田や畑の縁などに立っていて、柿は親しみのある木...

2021/10/29 20:25

草画帖 42号

草画帖 42号を発行しました。通草号です。木通、山女、丁翁などとも表記します。はるの花も可憐ですが、秋の実は美味甘味。 鳥飛んでそこに通草のありにけり 虚子 鵯の行く方見れば山女かな 李圃鳥にもあの甘さは...

2021/10/02 14:13

草画帖 41号

草画帖 41号を発行しました。月の号です。ススキ、ツユクサ、オミナエシ、ツルボなどいろいろな草筆で描いた、月とふうら。今秋の名月も予報を外して、見事な姿を見せてくれました。三日月は正逆どちらも好きです...

2021/10/01 17:44

ふうら8000枚 野紺菊筆

今年は比較的のんびり描いていましたが、秋になるといっきに草花が咲いてきて、ついつい草筆で遊びたくなってきます。だんだん遠出が出来なくなっても、狭い庭ながらミズヒキ、ツユクサ、イヌタデ、シュウカイド...

2021/09/18 22:01

ふうら逍遥

ふうらかんの墨絵と並行して作ってきた、ふうらかんの陶像があります。野焼きから焼締めまで、いろいろの粘土を試して、個性ゆたかに作ってきた小さな陶像です。旅や散歩にはいつもだれかが一緒でした。野辺や水...

2021/09/18 21:51

北条石仏

ふうらかんのルーツは兵庫県加西市北条町にある謎の石仏群です。長く北条五百羅漢と呼ばれてきました。この町に生まれて、小学校・中学校と羅漢寺脇で過ごし、境内で弁当を食べたり、掃除を担当したり……。ふうら...

2021/08/31 13:52

草画帖 40号

草画帖 40号を発行しました。バオバブ号です。セルガルの音楽の大ファンでした。バオバブは憧れの木。そのセネガルのバオバブの種を入手、盆栽にして二年間育てました。形見の筆が三本、それが木筆の第一号になり...

2021/08/02 14:01

草画帖 39号

草画帖 39号を発行しました。木賊(トクサ)号です。室生犀星は冬中の友として鉢植のトクサを愛でましたが、俳句では秋の季語、ツクシに似た花は夏(七月八月)。ツクシに似て花の頃は草筆として絵心をそそってき...

2021/07/01 19:02

草画帖 38号

草画帖 38号を発行しました。蛍袋号です。蛍号も兼ねています。今年も蛍を見てきました。小川に数百の光が点滅し、つーと飛んでは、ふっと消え、またつーと浮かぶ情景はいつまでも見飽きません。 さ び し さ や ...

2021/05/26 17:31

草画帖 37号

草画帖 37号を発行しました。棕櫚号です。散歩で親しんだ木です。近くに棕櫚小路と名付けた小径があります。文人にも好まれ、 蕪村「棕櫚に叭々鳥図」 若冲「棕櫚に群鶏図」画中で時を超えて立ち続けています。...

2021/04/25 21:20

草画帖 36号

草画帖 36号を発行しました。春草号です。春の百草から、十種の筆による十種の草画です。ハナニラ、ヒメオドリコソウ、キンポウゲ、ヒナゲシ、ミヤコワスレなどの筆。表紙はワラビで描きました。俳句は春逍遥の三...

2021/04/14 22:00

草画10000枚。

4月10日に草画が一万枚に達しました。もう少しのんびりいくつもりが、春の草木のリズムにつられました。春と秋は、庭でも野辺でも道端でも次々と花が咲き、貰いものもあったりします。おのずと筆にして絵を描く機...

2021/03/22 17:24

草画帖 35号

草画帖 35号を発行しました。たんぽぽ号です。ツクシとタンポポから草筆が始まりました。ともに穂の方を使うのでコントロールが難しい筆。それでも春が巡ってくれば、また一緒に描きたくなります。タンポポの綿は...