2020/08/08 23:59

アフリカの巨木バオバブを盆栽にして育てていたことがあります。

2014年から2016年にかけて。日本の冬はさすがに厳しかったのか、三度目の夏は迎えられませんでした。
形見に木の筆が残りました。

バオバブの種がやって来たのは8月1日。
今年も記念に墨を磨って何枚か描いてみました。



バオバブの種を育ててみたいと思ったのは、セネガルの音楽の大ファンだったからです。
グリオの伝統を継ぐモダンでポップなンバラという音楽。ユッスー・ンドゥールはその天才ミュージシャンです。
オーケストラ・バオバブというバンドも素晴らしいです。



何度かバオバブの木筆で描いてきて、楽器はこれが初めて。
一枚目のはトーキング・ドラム。セネガルではタマと呼びます。
二枚目は太鼓。ジャンベとかサバールとかありますが、ここではあっさり。



バオバブの幼木は三本。それぞれに名前が付いていました。
その形見の三本で描いて、上から
 Jamm(平和)
 Sabar(太鼓)
 Picca(鳥)
との共作になります。


左から、Jamm、Picca、Sabar の筆です。

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バオバブの筆については「バオバブで描く」(HTML)

バオバブの栽培ノートは「BAOBAB TRIO」(PDF)

よろしければ、ご覧になってください。