2020/07/11 00:08
七月一日が今年の半夏生。夏至から十一日目に当たります。七十二候の「半夏生ず」から来ていますが、この植物はサトイモ科のカラスビシャクのこと。別名半夏で、塊茎が生薬になります。それとは別にこの頃に咲く...
2020/06/26 18:04
6月21日は372年振りという夏至日食でした。372年前というと1648年、日本の年号は正保から慶安に。俳聖芭蕉はこの夏まだ三歳半の童子。食の最大前後を日食グラスで観察しました。当地はうす曇りで、オレンジ色の輪...
2020/06/25 21:49
草画帖 26号を発行しました。十薬号です。草舎の周りにも、散歩の道々にも白い十字がいっぱい。くらがりでは、はっとする白さ。いまでは十薬の世話にはなりませんが、例年ドクダミ茶は愛飲しています。閲覧・ご希...
2020/06/19 01:43
六年ほど前、隣りが空地だった頃に、見馴れない蕾を見つけました。白い手毬のような蕾が開くと、空色が滲んできて、だんだん青一色の花に変化していきます。草花サイトで調べてニゲラという植物とわかりました。...
2020/05/28 21:21
六角文庫の「草人艸墨展」を改修中です。ホワイトバランスの修正作業が追っつかないので、スキャン画像のまま掲載することにしました。「木の筆」と「草の筆」を分けました。配列はアイウエオ順です。クリックす...
2020/05/21 23:48
5月16日は奥の細道出立記念日で、「旅の日」でした。新暦の「弥生も末の七日」には念願の画集『ふうらワンダーランド』を電子出版したので、旧暦の3月27日に当たるこの日には昔作った芭蕉像とともに雨の中へ出か...
2020/05/15 23:13
草画帖 25号を発行しました。菖蒲号です。アヤメ、キショウブ、ハナショウブなどを筆にして。 ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさ あやめも知らぬ恋もするかな(古今集詠み人知らず)昔のアヤメは今のショウブの...
2020/05/08 00:44
知人から戴いた牡丹が咲き終わったので、筆にお願いしました。牡丹は蕪村に教えられた花です。 牡丹散て打かさなりぬ二三片 牡丹切て気のおとろひし夕かな 方百里雨雲よせぬぼたむ哉 ちりて後おもかげにたつぼた...
2020/04/27 22:31
キンポウゲ、タガラシ、キツネノボタン…とよく似た春の黄色い花。 あるけばきんぽうげすわればきんぽうげという句が山頭火にあって、春の道をゆく明るい楽しさに、小川のせせらぎなども聞こえてきそうです。行乞...
2020/04/17 15:09
草画帖 24号を発行しました。菜の花号です。菜種、水菜、蕪など、花のついた筆で描いた〈ふうら〉。春は菜の花のいろ。タンポポやキンポウゲやナノハナの黄色。閲覧・ご希望の方は下記ページでどうぞ。「草画帖 24」
2020/04/14 21:07
三日ぶりの散歩は〈ふうら〉と同行。長く蔵われていたひとを春の光へと連れ出しました。陶像です。絵を描くかたわらで、土をこね、野焼きやら、焼き締めやらで作ってきました。陶芸家の友人が何人かいたので、土...
2020/03/28 22:42
『ふうらワンダーランド』を発行しました。もう長く描いている〈ふうらかん〉の世界。サイトでも「風羅天地」として文章と絵を発表していました。その中から60点余を選んで、この一冊に編集しました。ぼくにとっ...
2020/03/09 21:02
草画帖 23号を発行しました。梅の号です。昔、鳥の羽風に梅の花が散るのを見て出家遁世した人がいました。梅花鳥落人、風羅念仏を唱えて回った芭蕉門下の惟然坊。〈ふうら〉の大先達です。今号は、古人の梅の名吟...
2020/03/08 19:25
三月七日の厨の窓辺です。モーリス・ラヴェル、安部公房、林静一…が生まれた日。誕生花…ナノハナ、タネツケバナ。誕生樹…ジンチョウゲ。誕生花は他にも幾つかあって、カンパニュラ、ニリンソウ、オキナグサ、レン...
2020/02/18 12:34
三月に発行予定の電子画集(ePub)です。三年前にほぼ編集を終えながら中断していました。レイアウトなどの修正をしてあとは細かい詰め。この「ふうらワンダーランド」を発売までPDFで無料公開します。楽しんでく...