2021/02/22 18:20
草画帖 34号を発行しました。仏の座号です。シソ科オドリコソウ属の赤紫の花を着ける草。稀に白い花のシロバナホトケノザも見つかります。キク科ヤブタビラコ属の春の七草のホトケノザ(コオニタビラコ)で描いた...
2021/01/31 19:54
1月27日に、ふうらの葉書が七千枚になりました。筆はいただきものの水仙。花の乏しい季節に咲く水仙は、筆としても魅力があります。寒の精神が水仙と遊びたがります。実際に使ってみると、花茎が太いのであまり繊...
2021/01/22 15:37
草画帖 33号を発行しました。南天号です。中国名で南天燭、南天竹。白実の南天もあります。難を転じるとかで、庭によく植えられる。色彩の乏しい冬に、印象的な赤い実。ヒヨドリ、ジョウビタキなどの貴重な食料。...
2021/01/02 23:09
2021年、描初め。墨を磨ってしまった後だけれど、文房の友記念ショット。獏の水滴、風字小硯、へら墨、大王松三針葉、万両。それに小さなふうら陶像。筆に用意したのは、他に千両。実が四つ、五つそれぞれ着いた...
2020/12/22 15:07
草画帖 32号を発行しました。枇杷号です。大薬王樹と讃えられた枇杷。実も葉も薬用になります。草舎にも一本の若木があります。七年目にして花が咲きました。俳句は「木星土星」。詩は「蕪村二景」閲覧・ご希望の...
2020/12/04 21:52
病院の診察を終えるとバス待ち一時間とあって、ゆるゆると歩いて帰ることにしました。黄色いヤクシソウ(薬師草)の咲き残りを眺めたり、何年振りかでミサゴのホバリングとダイビングを目撃したり、徒歩ならでは...
2020/11/30 22:05
草画帖 31号を発行しました。紅葉(こうよう)号です。表紙はツタ、号名はイロハモミジの筆。エノキ、イチョウ、マユミ、ニシキギ、ナンキンハゼなどの紅葉黄葉樹で描いたものを集めています。十一月は入院してい...
2020/10/23 14:35
草画帖 30号を発行しました。秋草号です。ムラサキエノコロ、ヤブガラシ、ホトトギス、ツルリンドウ、クマツヅラ、ルコウソウ、アキノタムラソウ、ヤマラッキョウ…。マンジュシャゲで描いた寒山と拾得も掲載しま...
2020/10/22 20:33
秋になると、次から次へと花が咲き、心そわそわ、足裏むずむず、それでいて散歩で出会う草花たちの数に画作が追いつきません。色草、千種、八千草という言葉があるように、様々な花が咲き継いできます。その中か...
2020/09/22 14:24
草画帖 29号を発行しました。薊号です。主に秋のヒメアザミ、ノハラアザミで描いた絵。春のノアザミ、アザミ属ではないキツネアザミも混じっています。六角文庫にもケサランパサランがいます。六月の通りをあるか...
2020/09/19 23:19
9月16日に草画が9000枚に達しました。散歩道で見つけたオモダカが記念の筆。もっとも描いている最中はそんなことは念頭になく、終わってから気がついたしだいです。この絵が9000枚目の草画。〈ふうら〉としては65...
2020/09/14 23:36
タカサブロウというキク科の草があります。昔、筆や墨を買えなかった貧しい高三郎がこの草で字を書いたという逸話から名がついたそうです。茎を折るとそこが黒ずむので、他にも墨草・墨菜・墨斗草・墨汁草・墨水...
2020/08/22 22:13
草画帖 28号を発行しました。梧桐号です。鳳凰が宿るという伝説のある木です。葉は大きく、ゆたかに風を鳴らします。実は舟形で、縁に種のつくユニークな造形。冬には黒い星が青空に映えます。六角文庫にも樹齢五...
2020/08/08 23:59
アフリカの巨木バオバブを盆栽にして育てていたことがあります。2014年から2016年にかけて。日本の冬はさすがに厳しかったのか、三度目の夏は迎えられませんでした。形見に木の筆が残りました。バオバブの種がや...
2020/07/23 21:56
草画帖 27号を発行しました。槙号です。イヌマキとラカンマキがあります。花は地味ですが、実は赤く熟して目につきます。閲覧・ご希望の方は下記ページでどうぞ。「草画帖 27」