2020/02/05 21:19

草画帖 22号

草画帖第二十二号を発行しました。鬼号です。鬼の名を冠せられた草や木たち。鬼野芥子、鬼田平子、鬼胡桃で描いた絵など。節分に編集を了えて、立春発行としました。閲覧・ご希望の方は下記でお願いします。「草...

2020/01/28 20:38

枇杷の葉

勝手口の通路の奥にビワの木があります。家人が植えたもので、まだ若いので実は生りません。常緑の木ですが、時折枯れた葉を落とします。その一枚、まだ落ちる前のが目に付いて、触れるとぽろと取れてしまいまし...

2020/01/21 18:27

草画帖 21号

2020年に入っての第一冊です。笑羅号。七日の人日に描いた七種七笑羅がメインです。表紙を少し変えました。ほんの少し。なんの冊子かわかるように、「草筆木筆で描く不思議のらかんたち」というフレーズを入れま...

2020/01/07 22:10

七草で描く

── 七草粥を作るから、その前に筆にしたいものがあるならどうぞ。家人がそう言ってきました。じぶんで摘んできたものではなく、パックになった七草セットで、愛媛県西条産。農家の名前もあります。春の七草でこれ...

2020/01/03 19:11

描初め

2020年、描初め。スタッフの文房具たち。音座マリカ作獏の水滴。澄泥風字硯。松壽堂へちま墨。大王松三針葉。松毬はうっかり乾燥させてしまい、毬が広がって筆にはなりませんでした。代役にマンリョウを。まずは...

2020/01/01 20:07

ルーツ羅漢

あけましておめでとうございます。〈ふうらかん〉のルーツ北条石仏です。初詣に行って、羅漢たちに逢ってきました。「新年の羅漢」という記事で詳しく書いています。https://note.com/rokusanjin/n/nd643599f6e0d...

2019/12/22 23:51

冬至の草画

冬至には「ん」のつくものを摂るといいらしい。朝はパン、昼はうんどん、夜はおでんに「ん」のつくものいろいろ…と去年まで楽しんできました。今年は曇天で出無精を決めようかというところを、散歩も「ん」が入る...

2019/12/18 18:55

小川芋銭

昨日12月17日は小川芋銭の忌日でした。草画の大先輩で、だんだんとこの人が慕わしくなってきます。最も好きな絵が「樹下石人談」。榧と椎の大木の下で何人かの石人が語らっています。芋銭の在所の寺に立っていた...

2019/12/15 21:34

草画帖 墨号

一年前の今日「草画帖」を創刊しました。以来20号を発行。記念に全冊をまとめた箱入り本を製作中です。その特別付録として、墨号を編集しました。磨り了えた固形墨で描いた葉書を集めています。公開は箱入り本発...

2019/12/11 02:05

秋果三笑

花が咲くのを笑うと言います。咲くは裂くで、破れるのも、裂けるのも笑う姿と見立てます。秋の果実ではアケビが実を割って笑います。 味も 色も熟して 堪えきれなくなったところで かかか 笑うのだろうね ...

2019/12/08 23:46

ふうら5000枚

草木の筆で描いた〈ふうら〉の葉書が5000枚になりました。今日は釈迦が悟りを開いた日というので、筆は菩提樹の小枝。先日羅漢寺を訪ねた折に頂いたものです。先月草画7000枚に達したばかりです。その内〈ふうら...

2019/12/05 23:34

龍の髭の筆

 竜の玉、 白腹の声、 竹鉄砲の昔。少年に、日は群青に瑠璃色にあったが、少女には日は何色に照りわたったのか?「くれなゐ」とだれか答える。 檀のほのぽのとした赤い実がわずかに残っている。 ── 詩「青空...

2019/12/03 22:02

白樫の筆

 ポトンと音がする。 「アラカシ」 と羅漢の一人は思う。 ボトンと さっきより大きな音が響く。 「アベマキ」 と別の羅漢が推測する。詩「春と石仏」の一節です。400年を立ったままの石の羅漢たちの耳には...

2019/12/02 15:17

不思議のらかんたち──図書館2

図書館で展示するなら本も並べたいと、ケースの一つをそれに当てました。端っこに「大根八風羅」を置いて、後は本ばかり。「不思議の羅漢」「吟遊」「ピアニッシモ ─春と石仏」「ふうら春秋」「草画帖」1〜20号...

2019/12/01 15:37

不思議のらかんたち──図書館

「不思議のらかんたち」12月1日〜27日 加西市図書館 オープンミュージアムポスターは五月の羅漢寺での「らかん茫々」展のデザインを継承しました。タイトルが「不思議のらかんたち」に変わり、葉書の絵はすべて...